髪は整ったのに、帰り道はぐったり。美容師さんは親切だったし、嫌なことをされたわけでもない。それでも会話に気を張って、疲れる日があります。
返事を考え続けてしまうHSPさんへ。今回は、美容院での過ごし方を少し伝えやすくする工夫を考えます。
1 苦手なのは会話のどの場面
美容院が疲れるとき、「会話が苦手」の中身を一つだけ見てみます。話題を探すことなのか、仕事や休日について答えることなのか。それとも、沈黙になると自分が何か話さなければと感じるのでしょうか。
すべてを説明できなくても大丈夫。「髪の相談はしたいけれど、長い雑談は少なめがいい」と分けるだけでも、伝えたいことが見つかります。
音やにおい、長く座る時間が負担に感じる日もあるかもしれません。無理に原因を一つに決めず、今回は何を減らしたいかを選んでみましょう。
ペンタ黙っていると、感じが悪いと思われそうで……。
相手の気持ちは決められないけれど、希望を言葉にすることはできるね。
小地蔵2 予約前に過ごし方を一文だけ
その場で言うのが難しければ、予約フォームに要望欄があるか見てみましょう。書く内容は短くて構いません。
HSPであることや、これまでのつらさを詳しく書かなくても、希望は伝えられます。「今日は少し疲れているので、会話は少なめだと助かります」でもよいでしょう。理由を書きたくなければ、省いて大丈夫です。
ただし、記入すれば必ず静かに過ごせるとは限りません。店内にはほかのお客さんやドライヤーの音があり、希望の共有方法もお店によって違います。
気になることがあれば、予約前に「会話を少なめにしていただくことはできますか」と確認する方法もあります。自分が困る場面を一つ伝えるところから始めてもよさそうです。
3 必要なことまで我慢しなくていい
静かに過ごす希望と、施術について相談することは両立できます。長さや仕上がり、熱さなど、気になる点まで飲み込む必要はありません。
髪型を言葉にしにくければ、写真を見せながら「このくらいの長さが希望です」と伝える方法もあります。話す量を減らしたい日は、相談したいことを二つほどメモしておくのも一案です。
雑談が続いたら、「このあとは少し静かに過ごしてもいいですか」と、途中から伝えても構いません。最初に言えなかったからといって、その日の希望を変えられないわけではありません。
ペンタ静かにしたいって言ったあと、髪のことを聞いてもいい?
もちろん。相談したいことは、そのまま大切にしていいんだよ。
小地蔵4 今日はひとつだけ
次の予約に備えて、「今日は静かに過ごしたいです」とスマホのメモに残してみませんか。予約や連絡は、まだしなくても大丈夫。
美容院での会話を上手にこなすより、希望を一つ伝えられる準備を。あなたに合う過ごし方を、少しずつ探していきましょう。
※文中の言い方は提案用の例です。筆者の体験や、実際の美容師さんとのやり取りを再現したものではありません。