「こんなに短い文章だったら、怒っていると思われたりしないかな」
「ここは顔文字や絵文字を使った方が、気持ちよく受け取ってもらえるかな」
数行の返事なのに、言葉を選んで、絵文字を足すか迷って、また読み直す。そんなふうに、なかなか送れなくなることはありませんか。
僕も、よくあります。文章の内容だけではなく、返信するタイミングまで気になってしまうんです。
「すぐに返信したら、相手もまたすぐに返さなきゃいけないと思うかな」
「僕の返事が、相手にプレッシャーを与えてしまわないかな」
そう考えているうちに、どんな文章を、いつ送ればいいのかわからなくなってしまいます。相手に気持ちよく受け取ってほしい。負担をかけたくない。その思いがあるからこそ、ひとつの返事に迷ってしまうんですよね。
HSPさんの中にも、「それ、わかる」と感じる方がいるかもしれません。返信を考えるだけで疲れてしまう自分を、責めなくて大丈夫です。
今回は、その迷いを大切に受け止めながら、友人や家族とのLINEの返し方を少し軽くする工夫をまとめました。全部を一度に変えず、取り入れやすいものから試してみませんか。
1 まずは返事が必要な時期を確かめる
「今返すと早すぎるかな。でも、あとにすると遅いと思われるかな」
返信のタイミングまで考え始めると、どこにも安心できる答えがないように感じることがありますよね。相手の受け止め方を想像しているうちに、自分の返事が決まらなくなる。僕にも、そんな迷いがあります。
そんなときは、相手の気持ちをすべて予想しようとする前に、「この用件は、いつまでに返事が必要かな」と、文面でわかるところから確かめてみませんか。
明日の待ち合わせと、急がない近況報告では、返事が必要になるタイミングも違います。相手の文面から、期限や確認してほしいことを拾ってみましょう。
期限がわからなければ、「いつまでにわかると助かる?」と聞いてもいいですね。
すぐに返せるけれど、相手を急がせたくない。そんなときには、急ぎではない用件なら「お返事は時間のあるときで大丈夫だよ」と添える方法もあります。毎回添えなくても、気になるときの選択肢として持っておけるとよさそうです。
既読や返信の速さだけでは、相手の気持ちはわかりません。「嫌われたかも」と浮かんだときは、まだ確かめられていないこととして、少し置いておいてもよさそうです。
2 決められないときは短く保留する
予定の確認が必要なら、その場ですべて答えようとしなくても大丈夫です。例えば、こんなふうに伝えてみてもいいかもしれません。
「連絡ありがとう。予定を確認してから返すね」
短い文章だと冷たく思われそうなときも、「ありがとう」のひと言を添える形があります。顔文字や絵文字を使いたいなら、普段の自分にしっくりくるものを添えてもいいですね。無理に明るい雰囲気を作ろうとしなくても大丈夫です。
返せる見通しがあるときは、「明日の夕方までに返すね」と添える方法もあります。言える範囲の目安にして、難しくなったら短く知らせましょう。
急ぎの返答を待っている相手には、間に合うかどうかも伝えたいところ。保留のひと言さえ負担な日は、まず自分用に「何を確認するか」だけメモしてもいいですね。
3 次に確認する時刻を決める
返事を送ったあとも、「あの書き方で大丈夫だったかな」と気になって、何度もトーク画面を開いてしまうことがあるかもしれません。画面を閉じても、気持ちだけはやりとりの途中に残っているような日もありますよね。
そんなときは、「夕食のあとに見る」など、次に確認するタイミングをひとつ決めてみませんか。
返事が必要な用件は忘れないようにメモへ。親しい相手には、「夜はゆっくり返すことが多いよ」と、普段のペースを伝えておく方法もあります。
自分のペースを伝えておけば、毎回「遅くなってどう思われただろう」と考える負担が少し軽くなるかもしれません。相手を大切にしながら、自分が休める時間も残していきたいですね。
当日の待ち合わせなど、確認が必要な連絡は別に考えましょう。業務や緊急連絡では、職場のルールや相手との取り決めを優先してください。
4 断るときは結論を短く伝える
「せっかく誘ってくれたのに、断ったらがっかりさせるかな」
断る理由をいくつも考えて、文章が長くなることもあるかもしれません。そんなときは、お礼と今の返事を、まず短く言葉にしてみる方法があります。
「誘ってくれてありがとう。今回は見送るね」
詳しい事情をどこまで話すかは、自分で選んで大丈夫です。別の日に会いたい気持ちがあるなら、そのときに提案を。気持ちが決まっていないのに、次の約束まで背負わなくてもいいと思います。
今日はひとつだけ
気になっている一通について、「今、相手に伝えたいことは何かな」と、ひと言だけ書いてみませんか。予定を確認したいなら、「確認してから返すね」。うれしかったなら、「ありがとう」。まずは、自分の気持ちや用件が伝わるところからで大丈夫です。
言葉を丁寧に選ぶ気持ちも、相手の負担を気にかける気持ちも、大切にしたいものですよね。その中に、自分が疲れすぎない返し方も、少しずつ加えていけたらと思います。