僕自身、同じ仕事について、直属の上司と先輩の意見が違い、どちらの意見を取ったらいいのか悩んだことがあります。
「こっちを選んだら、もう一方の人に嫌われるんじゃないかな」「嫌な思いをさせてしまわないかな」。そんなことまで気になってしまいました。
どう仕事を進めたらいいのか。相手には、どのように伝えたらいいのか。仕事の進め方と言い方を考えることにものすごく時間を使って、疲れてしまったことがあります。
仕事をしているHSPさんの中にも、似たような場面で悩んだことがある方がいるかもしれません。今回は、指示の食い違いや重なった締切を、自分一人で抱え込まないための工夫を考えます。
ペンタどちらの意見を選んだらいいのか、ずっと考えてしまうよ……
まずは、どこが違っているのかを並べて、進め方を確認してみようか
小地蔵1.食い違っている点を同じメモに並べる
「どちらに嫌われないか」を考え続けると、仕事の話を整理する余裕までなくなってしまいますよね。まずは、受け取った指示を事実として並べてみます。
・誰から、どんな進め方を伝えられたか
・どの部分が食い違っているか
・締切はいつか
・いま、どこまで進んでいるか
同じ資料について「詳しく載せる」と「要点だけに絞る」のように違いがあるなら、その部分だけをメモします。相手の気持ちを推測する言葉は、いったん分けておきます。
別々の仕事の締切が重なっている場合は、それぞれの締切と、完成までに必要な時間の見込みを並べます。時間が読めない部分は「確認が必要」と添えて、わかる範囲で相談してもよさそうです。
2.誰が正しいかではなく、進め方を確認する
どちらかの意見を否定するためではなく、同じ仕事をどの方針で進めるか確かめるための相談です。
【伝え方の例】
「この資料について、上司からは詳しい説明を、先輩からは要点だけを載せるように伺っています。今回はどの形で仕上げるのがよいか、確認させてください」
可能なら、資料の使い道や提出先も一緒に確かめます。目的が違って伝わっていたり、それぞれが想定している範囲が違ったりすることもあるためです。
職場の指揮命令系統に合わせ、直属の上司や、その仕事の最終判断をする人に確認します。必要に応じて、関係者が同じ場で方針を確かめられるよう、調整をお願いする方法もあります。
別々の仕事の締切が重なるときは、こんな伝え方もできます。
【締切が重なったときの例】
「Aさんからの資料作成が15時締切で、あと2時間ほどかかる見込みです。今回の集計も15時までですと、両方の完了は難しい状況です。どちらを先にするか、調整をお願いできますか」
自分だけで、もう一方の仕事の締切変更まで約束しなくて大丈夫です。変更が必要なら、その確認もあわせてお願いします。
3.決まらないときは確認先と当面の進め方を決める
両方から違うことを言われると、伝言を往復するだけでも疲れてしまいます。
【伝え方の例】
「進め方のご指示が分かれているため、最終的にどなたに確認すればよいでしょうか。決まるまで、どの部分を進めてよいかも確認させてください」
すべてを止めるか、自分の判断だけで進めるかの二択にせず、共通して進められる作業があるかを確認してみます。
待っている間にも締切は近づきます。「14時までに決まらない場合は、再度ご相談します」と、確認する時点を伝える方法もあります。間に合わない見込みが変わったら、その情報も短く共有しましょう。
4.決まった内容を短く残す
口頭で方針が決まったら、職場で使っている連絡手段に、決まった進め方と締切を短く残します。
【確認メッセージの例】
「確認したとおり、本文は要点に絞り、詳しい説明は別紙にまとめます。提出は明日15時の予定です。認識に違いがあればお知らせください」
これは文例なので、実際に決まった内容に置き換えてください。関係者が同じ内容を確認できる形なら、あとから説明し直す手間も減らせます。
ペンタ僕だけで、どちらが正しいか決めなくてもいいんだね
うん。違っている点を伝えて、仕事としての方針を確かめよう
小地蔵今日はひとつだけ
いま迷っている指示を、二つ並べてメモしてみませんか。相談の言葉が出にくい日は、そのメモを見せながら話しても大丈夫です。
補足
冒頭は僕自身の体験です。本文の伝え方、資料の内容、締切・所要時間は説明用の架空例です。職場の指揮命令系統や情報共有のルールに合わせて調整してください。