僕自身、人に見られながら仕事をすると、ものすごく緊張してしまいます。
目の前のパソコンや資料に集中したいのに、気持ちは見ている相手のほうへ向いてしまう。「今、どう思われているんだろう」と気になって、いつもの作業にも意識を向けづらくなるんです。
見られているだけなのに、仕事以外に考えることが増えて、終わるころにはどっと疲れてしまう。そんな感覚に心当たりのあるHSPさんも、いらっしゃるかもしれません。
今回は、新しい仕事の覚え方ではなく、すでに知っている作業を誰かの前で進める場面について、僕の体験と、進め方を相談するための小さな工夫をお伝えします。
1.見られるだけで、仕事以外のことまで考えてしまう
僕が見られながら作業するときは、手順だけを考えていればよい状態ではなくなってしまいます。
「うまくできなかったら、すぐに口を出されるんじゃないかな」
「また、仕事ができないと思われてしまうんじゃないかな」
そんな不安がつきまとって、相手の反応にも意識を向け続けてしまいます。
本当はパソコンの画面や手元の資料を見て、落ち着いて進めたい。それなのに、見られていることそのものが気になって、集中しづらくなる。僕にとっては、それがとても疲れるところです。
緊張が強くなって、手汗が出てしまうこともあります。作業が終わると、仕事の内容だけでは説明しきれないくらい、どっと疲れてしまうんですよね。
これは僕自身の感じ方ですが、似たように「見られているだけで、意識することが増えてしまう」と感じる方もいるかもしれません。
無理に平気なふりをするより、操作に意識を向けられる時間や、確認してもらう区切りを相談できないか。ここからは、そんなときに使えそうな言い方を考えてみます。
ペンタ画面を見たいのに、見ている相手の反応ばかり気になっちゃう……。
作業以外にも気を配って、疲れることがあるよね。少し集中しやすい進め方を、一緒に考えてみよう。
小地蔵2.始める前に「確認する区切り」を相談する
相談するときは、見られる時間をなくすことより、「どこで一緒に確認するか」を伝えると、進め方を話し合いやすくなります。
会話例
「最初に流れをご説明してから操作して、入力内容がそろったところで一度確認していただいてもいいですか?」
画面共有のデモなら、こんな言い方もできます。
「先に完成画面をお見せします。そのあと操作に移って、各工程の終わりにご質問を伺う形で進めてもよいでしょうか?」
確認を後回しにしすぎないよう、区切りは具体的に。送信や登録の前に承認が必要なら、その手前で止まります。監督や同時確認が必要な作業では、決められた手順を変えず、説明の順番を相談してみてください。
3.見てもらう必要がある日は、説明を短く
ずっと画面を見てもらいながら進める仕事もあります。その場合は、一つひとつのクリックを話し続けなくてもよいか、確かめてみましょう。
「ここから入力します。いったん操作に集中して、終わったところで内容をご説明してもいいですか?」
説明の間が空くのが気になるなら、「今は対象の項目を探しています」と、短い一言を添える方法もあります。必要な確認や質問は受けながら、実況する量を減らすイメージです。
共有する画面も、許可された資料やウィンドウだけに絞ります。機密情報や関係のない通知が映らないよう、会社のルールに沿って準備しておきましょう。
ペンタ黙って操作する時間があっても、いいのかな。
先に進め方を相談できると、操作に集中する時間だと相手にも伝わるね。
小地蔵4.止まったら、次に確かめることを伝える
途中で頭が真っ白になったら、言葉をつなごうと頑張りすぎなくても大丈夫です。
「操作の順番を確認します。少しお待ちいただけますか」
「いま開いている画面が合っているか、先に確認させてください」
次に何を確かめるのかを、一つだけ口にします。急いでクリックを重ねるより、その場で手順を確認するほうがよい場面もあります。
もし誤操作に気づいたら、確認の区切りまで待たず、必要な報告や相談を。区切りをつくる目的は、ミスを隠すことではなく、相手と確かめながら進めるためです。
5.今日はひとつだけ
次に画面を見てもらうとき、最初にこの一言を相談してみませんか。
「ここまで操作してから、一度確認していただいてもいいですか?」
うまく言えそうな言葉に、少し変えても構いません。「見られても平気にならなきゃ」と自分を急かす前に、二人で進めやすい順番を探してみてくださいね。
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※前半は筆者自身の体験です。後半の伝え方や会話例は、職場で試せる工夫として提案しています。業務上必要な監督・承認・情報管理のルールを優先してください。