楽しみにしていた旅行。行きたい場所も、一緒に過ごしたい人もいるのに、夕方にはもうへとへと……。
「せっかく来たのだから」と次の予定へ向かいながら、少しだけ立ち止まりたくなることはありませんか。
旅行で疲れると、楽しみ方まで下手なのかな、と感じてしまうかもしれませんね。そんなときは、観光地を増やす前に、自分のペースで休める時間があるかを見てみませんか🌿
1.「宿に着けば休める」とは限らない
旅行では、乗り換えを調べる、次の目的地へ歩く、食事の時間に間に合うよう動く、といった小さな段取りが続きます。
同行者がいると、出発する時刻も、歩く速さも、一緒に決める場面が増えますね。誰かとの関係が悪くなくても、いつものように「ちょっと座ろう」と自分だけで区切りにくいことがあります。
さらに泊まりの旅行では、宿に着いてからも、入浴、夕食、翌日の相談と予定が続きがち。相部屋なら、横になっていても会話に返事をしたり、相手が寝るまで起きていたりすることも。
だから、行程表の「ホテル到着」を、そのまま休憩時間と数えなくてもよいのです。到着後にどう過ごすかまで含めて、休める予定か確かめてみましょう。
ペンタ宿に着いたのに、まだ一日が終わらない感じがするんだ。
着く時間と、静かに休む時間を、別に考えてみてもよさそうですね。
小地蔵2.行程表に、先に休憩をひとつ入れる
「時間が余ったら休もう」だと、空いたところに次の予定を入れたくなるものです。まずは一か所だけ、休憩として残してみませんか。
たとえば、宿に着いてから夕食までの間。荷物を置いたあと、すぐ観光に出直さず、少し座って過ごす時間を取ります。
ここで大切なのは、休憩をもう一つの用事にしないこと。写真の整理や次の店探しを頑張らず、何もしないで過ごしても大丈夫です。
休憩の長さに正解はありません。「到着後は20分ほど静かに過ごしたい」のように、まず相談しやすい長さで伝えてみましょう。時間はあくまで例なので、当日の様子に合わせて変えて大丈夫です。
別々に過ごすなら、合流する場所と時刻も一緒に決めておくと、あとで探し合う手間を減らせます。
3.相部屋では「話さない時間」も相談していい
一人で休みたくても、すぐに別の部屋を用意できるとは限りませんよね。
相部屋のままでも、「寝る前はそれぞれ静かに過ごす」「片方が横になったら、会話は明日にする」など、過ごし方を相談する余地はあります。
伝えるときは、相手を遠ざける説明より、自分がどう過ごしたいかを短く添えてみましょう。
「今日はたくさん歩いたから、先に横になって少し静かに過ごしたいな。明日の朝ごはんは一緒に食べよう」
こんな伝え方もできます。今ほしい時間と、次に一緒に過ごす予定を伝える形です。
もちろん、同行者にも夜を楽しみたい気持ちや、眠る時間の希望があります。どちらかがずっと我慢する約束にならないよう、お互いの希望を聞きながら決められるとよいですね。
ペンタ同じ部屋なら、ずっと話していないと悪い気がしていたよ。
一緒に泊まっていても、別々に休む時間があっていいんですよ。
小地蔵4.予定を減らすときは、残したいものから
休憩を入れるには、どこかを削らなくてはいけない日もあります。
そんなときは、行けない場所を数える前に、「今回いちばん楽しみにしていること」を一つ選んでみましょう。それ以外は、時間と体力に余裕があれば寄る候補にしておきます。
たとえば、夕食をゆっくり楽しみたいなら、直前の観光を詰めすぎない。翌朝の散策を楽しみにしているなら、夜の予定を早めに切り上げる。
予約や移動の時刻を守る必要があるところは残し、その前後の自由な部分で調整してみてください。
同行者と希望が違うときも、全部を同じ予定にそろえられるかだけでなく、「ここは一緒に、ここは別々でもよいか」と相談できます。無理に別行動にせず、安心して合流できる範囲で考えましょう。
5.今日は、休む場所をひとつ決める
楽しい旅行でも、疲れることはあります。すべてをHSP気質のせいにせず、移動の長さや睡眠、予定の量にも目を向けてみてください。
次の旅行が決まっていたら、行程表を開いて、「ここで静かに休む」と一行だけ書いてみましょう。
まだ予定がなければ、「宿に着いたあと、少し休む時間がほしい」とメモしておくだけでも十分です。
訪れる場所を増やすだけでなく、楽しみにしている時間をゆっくり味わえる旅に。まずは休憩をひとつ、予定の仲間に入れてみませんか(^^)