やっと迎えた休日。洗濯をして、買い物に行って、好きなこともしたかったのに、なかなか動き出せない。
たとえば、横になりながら「休みを無駄にしている気がする」「明日になったら、また忙しくなるのに」と考えてしまうことはないでしょうか。
何もしたくない気持ちと、何かしなきゃという気持ち。両方あると、ただ休むことまで難しく感じますよね。
今日は、休日を休んで過ごすことに罪悪感を抱くHSPさんへ、小さな工夫をまとめました。全部試さなくて大丈夫です。今の自分に合いそうなところから読んでみてくださいね。
1.「休日らしさ」を、いったん脇に置く
出かける。部屋を整える。新しいことを学ぶ。
どれもすてきな過ごし方ですが、毎回そろえなくてもかまいません。「せっかくの休日だから」と思ったら、その続きに何を求めているのか、少し眺めてみてください。
本当は読みたい本があるのか。それとも、何かした証拠がないと落ち着かないのか。答えがすぐに出なくても大丈夫です。
いったん「有意義だったか」を判断するのをやめて、「今、これ以上増やしたくないことは何だろう」と考えてみるのもひとつの方法です。
洗濯も掃除も終わってから休む、という順番を、今日は少し変えてもいい。まず座って、飲み物をひと口。休むための条件を、ひとつ外してみましょう。
2.用事を「残す・小さくする・延ばす」に分ける
何もしたくない日でも、食事や家族の用事など、なくせないことはあります。「全部休めばいい」と言われても困りますよね。
そんな日は、頭の中の用事を、次の三つに分けてみませんか。
・残す:今日必要な食事や、期限のある手続き
・小さくする:料理は温めるだけ、掃除は気になる一か所だけ
・延ばす:急がない片づけや、今週でなくてもよい買い物
書くのもしんどければ、ひとつ思い浮かべるだけで十分です。手を抜けるものと、今日守りたいものを分けるための目安で、きれいなリストを作る必要はありません。
誰かと暮らしているなら、「今日は余力が少ないから、夕食は簡単にしたい」と短く伝える方法もあります。頼めることがあれば、分担を相談してもいいですね。
できなかった分を翌日に全部積み直さず、「これは本当に必要かな」と見直す余地も残しておきましょう。
3.休み方は、今の自分に聞いて選ぶ
休もうと思っても、何をしたらよいかわからないことがあります。そんなときは、理想の休日より、今の感覚を手がかりにしてみてください。
「静かにしていたい」なら、音楽も流さず、楽な姿勢で過ごす。
「少し景色を変えたい」なら、別の椅子に座ったり、窓の外を眺めたりする。
「好きなものに触れたい」なら、読み慣れた本を数ページだけ開く。
どれも気が進まなければ、選ばない時間があっても大丈夫です。始めてみて合わなければ、途中でやめてもかまいません。
本を最後まで読む、散歩を何分する、といった目標を足さずにおくと、自分の都合で終えられます。昨日よかった休み方が、今日もしっくりくるとは限らない。その日の気分で選び直していいのです。
4.夕方になっても、一日を取り返そうとしない
外が暗くなるころ、「結局、何もできなかった」と焦ることがあるかもしれません。そこから急に家事を詰め込む前に、残りの時間に必要なことだけを見てみましょう。
夕食を用意する。明日使うものを一か所に置く。どちらかだけでもよく、今日のうちに必要でなければ、増やさなくても大丈夫です。
一日の感想も、無理に前向きにまとめなくてかまいません。「思ったようには過ごせなかった。今は、もう少し静かにしていたい」。そんな言葉で終える日があってもいいですね。
なお、何もする気になれない状態や眠れない日が続く場合は、自分だけで何とかしようとせず、医療機関などに相談してください。厚生労働省も、不調が続くときは一人で抱えず、専門家に相談することを案内しています。
参考:厚生労働省「ストレスは早めの対処が大切」
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/kokoro/kokoro_04.html
5.今日はひとつだけ
「今日やらなくても困らないこと」を、ひとつ後回しにしてみませんか。
休んだ時間の価値を、今日中に証明しなくても大丈夫。空いた時間をどう使うかは、今すぐ決めずに置いておけます。