「家に帰ってきたのに、テレビや通知の音が気になって落ち着かない……」
くつろぎたい場所で音が続くと、ひと息つくのも難しいですよね。「家族は平気そうなのに」と、自分の感じ方を責めてしまうこともあるかもしれません。
音の感じ方は人それぞれです。ここでは、HSPという言葉に心当たりがあり、家の生活音を負担に感じる方に向けて、暮らしの中で試せる工夫をまとめました。音が気になる理由を、HSPだけで決めつけるものではありません。
1.気になる音を、ひとつだけ見つける
「家にいると疲れる」と感じても、何を変えればいいのか迷いますよね。まずは、気になった場面をひとつだけ思い出してみてください。
たとえば、「夕食のあと、テレビと動画の音が同時に聞こえると落ち着かない」。このくらい具体的なら、相談したいことも見つけやすくなります。
メモするなら、「いつ」「どの音」「そのとき何をしたかったか」の3つで十分です。
- いつ:帰宅して、着替えているとき
- どの音:スマートフォンの通知音
- したかったこと:少し座って休みたかった
全部の音を調べたり、毎日記録したりする必要はありません。書くことが負担なら、その場で「あ、今はこの音が気になるんだな」と気づくだけでも大丈夫です。
2.自分で変えられる音から調整する
まずは、自分の端末や使い方など、小さく変えられるところから考えてみましょう。
見ていない動画を止める。自分の通知のうち、すぐに確認しなくてもよいものだけ音を切る。テレビをつける前に、少し静かな時間を過ごしてみる。
いくつも同時に変えるより、一度にひとつ試して「このほうが過ごしやすいかな」と確かめると、自分に合う形を探しやすくなります。合わなければ戻してかまいません。
家族が見ているテレビや共用の機器は、勝手に設定を変えず、ひと声かけてから。必要な連絡や呼びかけ、火災報知器など、安全のための音に気づけることも大切にしてください。
3.家族には「いつ・どの音・どうしてほしい」を伝える
「うるさい」とだけ伝えると、どの音をどうすればよいのか、相手も迷うかもしれません。困る場面とお願いを、短く具体的にしてみます。
「帰宅したばかりの今は、テレビの音が少しつらいんだ。着替える間だけ、音量を下げてもらえるかな」
「動画を見るとき、テレビと音が重ならないようにできるかな」
「いつも静かにして」より、時間や場面を決めたお願いのほうが、相談のきっかけになることもあります。
相手にも楽しみたい時間があります。音量を調整するのか、見る時間をずらすのか、別の部屋を使うのか。お互いが続けられそうな案を、ひとつずつ話してみましょう。
4.静かに過ごせる場所と時間を選ぶ
家の中の音を、すべてなくすのは難しいですよね。音がする場所から少し離れた椅子に座る、使える別室で過ごすなど、場所を選ぶ方法もあります。
別室がなければ、家族が出かけている時間や、テレビを消したあとの時間を、自分の休憩にあてられるか考えてみます。
その時間に、読書や家事まで頑張らなくても大丈夫です。座って過ごす選択肢もあっていいと思います。
静けさの好みも、その日の過ごしやすさも人それぞれ。自分がほっとできる程度を探してみてくださいね。
音を和らげる道具が気になる方は、イヤーマフの使用体験と装着感についての記事もご覧ください。
イヤーマフとの出会い(^^)
5.今日はひとつだけ
今日は、気になる音をひとつ見つけて、「自分で変えられること」をひとつ選んでみませんか。
見ていない動画を止めるだけでも、家族に短くお願いするだけでも十分です。家での時間が少し過ごしやすくなるように、できそうなところから試していきましょう。