「今の派遣先での仕事が終わる。来月の生活はどうしよう・・」
次の仕事のことに、家賃や毎月の支払い。
いろいろな不安が重なると、何から考えればいいか分からなくなりますよね。
僕の友人にも、派遣の仕事の期間が終わった人が何人もいます。
何か力になれたらと思いながら、制度の知識もなく、どんな言葉をかけたらいいのか分かりませんでした。
僕は今、正社員として働いていて、派遣の仕事が終わる経験はしていません。その不安を、同じように分かるとは言えないと思っています。
だからこそ、まずは知ることから始めたい。
必要としている方が「こういうことを確認すればいいんだ」と思えるように、お金に関わる制度を調べて整理しました。
派遣の仕事が終わることや、その後の転職に不安を感じているHSPさんにも、必要な情報が届けばと思います。
まずは何が終わるのかを確認する
最初に確認したいのは、「今の派遣先での仕事」と「派遣会社との雇用契約」の、どちらが終わるのかです。
派遣で働く場合、雇用契約を結ぶ相手は、基本的に派遣元の会社です。
派遣先での仕事が終了しても、派遣会社との雇用まで必ず一緒に終わるわけではありません。雇用契約が続くかどうかで、確認するお金の制度も変わります。
契約書や労働条件通知書を見ながら、担当者にこう聞いてみてください。
「今回終わるのは派遣先での仕事ですか。派遣会社との雇用契約は、いつまで続きますか」
担当者に質問するだけでも、「何度も聞いたら迷惑かな」とためらうことがあるかもしれません。暮らしに関わることなので、一度で理解できなくても、聞き直して大丈夫です。
説明だけでは分かりにくかったら、メールなど、あとで読み返せる形で教えてもらうのも一つです。
雇用が続くなら休業中のお金を聞く
派遣会社との雇用契約は続くけれど、次の派遣先が決まらず、会社から休むように言われた場合。
会社側の事情による休業に当たれば、派遣会社に「休業手当」の支払いが必要になることがあります。
法律上の基準は、平均賃金の60%以上です。ただし、「毎月の手取りの6割」という計算ではありません。平均賃金は法律で決められた方法で計算されます。
また、仕事がない期間なら、誰でも無条件でもらえるという意味でもありません。雇用契約や休業の事情を確認する必要があります。
「次の仕事が決まるまで、給与や休業手当はどうなりますか。対象期間と金額、支払日はいつですか」
ここまで聞けると、生活費の見通しを考えやすくなると思います。
休業手当の対象になる条件や、パート・アルバイトで働く場合については、別の記事で整理しています。もう少し詳しく知りたい方は、あわせて読んでみてください。
関連記事:会社から「休んで」と言われたら。パート・アルバイトも知っておきたい休業手当
雇用が終わるなら失業手当を確認する
派遣会社との雇用も終わる場合は、雇用保険の「基本手当」、一般に失業手当と呼ばれる制度を確認しましょう。
ここでは主に、65歳未満で離職する方を想定しています。
受給には、雇用保険の被保険者期間などの条件があります。働く意思があり、働ける状態で、求職活動をしていることも必要です。
また、「派遣の期間が終わったから、必ず会社都合になる」とは限りません。
契約更新を希望していたか、更新の約束やこれまでの契約がどうなっていたかなど、具体的な事情によって扱いが変わります。
離職票の理由が実際と違うと感じたら、契約書や更新についてのメールなどを用意して、ハローワークに相談できます。理由の判断は、会社の記載だけで決まるものではありません。
申請してすぐに入金されるわけでもないので、自分の受給条件とあわせて、最初の振込時期も確認しておきたいですね。
関連:このブログの失業手当の記事
参考:ハローワークの基本手当の案内/離職理由の区分
今は働けないほどつらいとき
心身の不調があり、すぐには働けない方もいると思います。
その状態では、基本手当の前提を満たさないため、無理に「働けます」と伝える必要はありません。
病気やけがなどで30日以上続けて働けない場合は、受け取れる期限を延ばす「受給期間の延長」を相談できます。休養中の生活費が支給される制度ではない点には注意してください。
健康保険の傷病手当金も、確認したい制度の一つです。退職後の継続給付には別の条件があるため、加入先の健康保険に相談しましょう。
関連:このブログの傷病手当金の記事
参考:協会けんぽの傷病手当金の案内
今日は聞きたいことを一つ書くところから
一度に全部を調べようとすると、それだけで疲れてしまうかもしれません。
まずは、次の三つをメモしておくと相談しやすいと思います。
- 雇用契約はいつまで続くか
- その後の収入は何があり、いつ入るか
- 必要な書類は何で、いつ受け取れるか
手元には、契約書、給与明細、会社からの連絡を残しておきましょう。
失業手当はハローワークへ。雇用の終了や休業手当の説明に納得できないときは、総合労働相談コーナーでも相談できます。
派遣という働き方を選ぶ理由は、人それぞれです。HSPという言葉に自分を重ねる方も、ご自身の体調や大切にしたい暮らしに合わせて考えていいと思います。
今日は、聞きたいことを一つ書くだけでも。
この記事が、次に何を確認すればいいかを考える、小さな手がかりになれば嬉しいです(*^-^*)
※2026年10月11日時点の一般的な制度案内です。HSPという気質自体が受給条件になるわけではありません。個別の受給可否・金額・入金時期は、各窓口で確認してください。